2008-06-13
考えられる「コツン」の原因:その1。
制動距離が長くなる原因で一番多いのは、ペダルの踏み代だと思う。
普通、「踏み代」と言えば、ブレーキペダルに足が触れてから、「これ以上ペダルが踏み込めない」ところまでの、ペダル踏み込み量。
ただし、この言葉には、「踏み込み量=ブレーキ力」がある。
ペダルに足が触れ時に、僅かにブレーキがかかり、目一杯踏んだ時が最大ブレーキ力になり、踏み込み量とブレーキ力が比例するのが理想だろう。
フィーリングは個人差が有るから、別問題。
ドライバーから見て、この踏み代が大きいと、ブレーキのコントロールが楽。ただし、最大ブレーキ力になるまで、時間がかかる。
時間がかかると言っても。0.何秒の世界。
踏み代が小さければ、直ぐに、最大ブレーキだから、コントロールし辛い。
何時も急ブレーキになったら、毎回、後から「コツン」されかねない。
だから、適当な踏み代調整が必要。
と言っても、おおむね、メーカーの設定値になる。
いじっていじれない事は無いが、メーカーは何回も設計変更して最良値にしているのだから、いじるべきものでは無いとおもう。
只、ペダルに足が触れた時に、軽くブレーキがかかるというのは、構造的に難しい。
下手をすれば、ペダルと足が触れていなくても、ブレーキがかかる事になる。
これを、「引き摺り」と言って、良くない。
そこで、ペダルと足が触れてから、少しだけブレーキがかからない踏み込み量が有る。
これを、遊びという。
この遊びは、空走距離になって、制動距離を長くし、「コツン」の原因になる。
最近の高級車は、この遊びを0にする装置が付いているという。
そのくらい、制動距離が重要だという事。
制動力ではない事に注意して欲しい。
次は、制動力、そして、引き摺り、こんな感じで如何でしょうか。
しつこい?、長い?。確かに。
それだけ、ブレーキが精密だという事。
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