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「ゼロ戦」も「隼」もプロペラの後に機関銃が有る。
回転しているプロペラの「隙間」を通過して、機関銃の弾が出る。
第一次世界大戦の頃から在ったから、新しい技術ではない。
機首(操縦席の前)に機関銃を置くと、弾を撃った時の振動の影響が少ないので、弾の命中精度が高い。
機構は書かない。
只、ゼロ戦と隼には大きな違いが有る。プロペラの数だ。
ゼロ戦は3枚、隼は2枚。3枚の方が機関銃の弾がプロペラに当たる確率が高い。
だが、撃った弾がプロペラに当ったという話は聞いた事が無い。
プロペラの数が4枚になると、撃った弾が、プロペラに当りだすそうだ。
3枚プロペラ越しの弾の発射は曲芸に近かったのだろう。
一方、プロペラの数は多い方が飛行機のスピードが出るから、飛行機の「性能が良い」となる。
設計者であれば、3枚のプロペラより4枚にしたかったと思う。
これも、パイロットが弾の命中精度に拘った為の、矛盾だ。
パイロットは「武士道精神」が強いと、設計者の堀越さんが書かれていたのを思い出した。
パイロットを包装機のオペレーターと考えると、私も堀越さんと同じ立場になる。
「矛盾」の喜びと、苦しさを十分頂いている。
只、「包装機は人を殺さない」。
この事を感謝している
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